介護・福祉

今注目されるサービス付高齢者向け住宅とは。

利用者の方としっかりコミュニケーション
笑顔の絶えない明るい環境がここにあります。

株式会社つなぐ 代表取締役 川口 明憲さん

●サービス付高齢者向け住宅が注目されている理由は?

 サービス付高齢者住宅とは、高齢者の方が安心して生活ができるよう、都道府県単位で認可・登録された賃貸住宅で、主に民間事業者が運営しています。「サ高住」とも呼ばれますが、今後の超高齢化時代に対応するため、国土交通省と厚生労働省が共同所管する新しい制度として平成23年に制度化されたものです。全国で40万人以上とも言われる特別養護老人ホームの待機者の解消を狙い、今後全国で60万戸の整備目標が立てられているようです。

 施設面での条件として、原則25㎡以上の床面積とバリアフリー化が義務付けられ、合わせて安否確認や生活相談を最低限のサービスとして提供することが挙げられます。専門スタッフによる医療・介護サービスが利用できる住宅では、要介護の重い方も入居が可能です。「住み慣れた地域でずっと安心して暮らしたい」という高齢者の方の希望を叶える住宅として注目されているのです。


つなぐ牛田(広島市東区牛田)


居室

●サ高住のメリットと選び方

 サ高住の最大のメリットは、契約形態が「賃貸」であることから、日常生活の自由度が非常に高いことです。買い物に出かけたり、食事に出かけたり、また家族が部屋に宿泊するのも自由です。地域とも関わりながら暮らすことができるため、いつまでも自分の望むような生活を過ごすことができます。

 また、有料老人ホームと比較して初期費用や月額費用が抑えられていることも特長です。ただ、サ高住を選ばれる際は、基本的費用以外に、どの様な費用が設定されているのかをしっかり確認しましょう。 そしてサ高住選びの最重要ポイントは、実際にそのサ高住を訪問してしっかり見学させてもらうことです。いい笑顔で暮らしている利用者が多いサ高住は、いいサービスを提供していると思うからです。


笑顔の利用者とスタッフ

●「つなぐ」を通じて、みんなが笑顔になれること

 弊社は、訪問介護サービスの提供と合わせて、東区牛田と西区己斐にサ高住、南区段原に重度障害者の方も居住できるバリアフリーマンションを運営しています。ある日、別の施設から入居されている方が午後のお茶の席で「わしゃ、今までいつ死んでもいいと思っとったが、ここに来て、もう少し生きてみたいと思う様になったで」としみじみと言われました。私を含むスタッフ全員が、心から嬉しくなった瞬間です。私たちが目指す介護の姿でもあります。

 介護の現場で必要なことは、利用者の方、働くスタッフ双方にとって「いい環境」をつくることだと思います。 スタッフは利用者さんの声に耳を傾け、積極的にコミュニケーションを取り、信頼関係を基礎に、その方が真に望まれる介護を提供できるよう日々努力しています。一方で、待遇面の向上や人員の増員など、働く側にとっても、楽しくやりがいを持って臨める環境づくりを行っています。双方がハッピーとなれる介護づくりが私の目標です。

 ありがたいことに利用者さんのご紹介で新しい利用者さんが入るといったケースも増えています。スタッフにはいつも「私の親はもちろんだけど、私もゆくゆくは面倒を見てくださいね」と言っています。自慢できるスタッフです。

●ご検討中のご家族のみなさんへ

 団塊世代が75歳に達する2025年には、今よりも介護職で100万人の増員が必要と言われています。それぐらい介護は、誰にとっても身近な問題なのです。ご両親のことでも、ご自身のことでも、一人で考え込まず、ぜひ専門機関を利用し相談してください。気持ちをオープンにするだけでも心は晴れてきます。介護の現状や国の制度を熟知したプロの手を借りて、よりよい選択をして欲しいと切に願います。

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